選択死〜俺が彼女を悩ませる、彼女が俺を悩ませる〜

<前回の続き>
《注意》
此処から先はマジ話です。冷やさないよう、ご理解頂きたい。
《/注意》


・・・で、その彼女なんだけどさ。

まだ、元カレのことが好きみたいなんだ。
まぁ、確かに一度は愛した人間なんだから、そう簡単に別れを告げられて黙っているような女じゃないことは、俺もよくわかる。


俺だって、過去に好きだった人もいる訳さ。ぶっちゃけ、今も好きだよ。



・・・んでね、此処から先は俺の勝手な予想なんだけど。
もしかすると、彼女は猛烈に葛藤しているのかもしれないんだ。
正直、こうなるだろうとはある程度予想してたよ。
告白した時、彼女は『でも、まだあいつが・・・』みたいな話をしたんだ。元カレがどんな人物なのかは、実際のとこよく分かんないけど、良い奴だったのだろう、彼女みたいな人物に愛されるのだから。

んまぁ、その後に告白したんだがな。
端から見れば略奪愛にもみえるけど、俺はそんな気はさらさら無いわけ。
むしろ、これ以上彼女には泣かれたくないのよ。
彼女の鬱状態は何度か見てきたけど、どれも可哀相なぐらい大変な歩みな訳よ。


同情・・・ちゃ変な話だけど。
実を言うと、俺は小学校の高学年の時は完全にハブられる、つまりは『いじめ』にあってたのよ。
だから、鬱な状態が痛いほどわかるわけ。
もう、泣かれたくないのよ。



彼女には、これからずっと笑って生きていてほしいのよ。
例え、辛い状況にあっても共に乗り越えていきたい。
俺は心からそう思ってる。



だから、彼女の葛藤にもどうにかして手を差し延べたい!
『余計なお世話』なのは、重々承知の上で提案している。




俺はどうすればいいのだろうか。






今までの恋愛騒動がことごとく失敗しているのは、隠れながら活動していたからだ!というのに気付いたのは、ごく最近なんだ。

だから、今の気持ち全てをぶつけるつもり。

俺だって、もう恋愛で後悔したくない!
だからこそ!


・・・頼む。今俺がすべき最善の行動を教えてほしい。
彼女を愛しているから。