人生とは何か。

予備校を決めている最中の話。

そもそも、何で俺はこんなに苦労してまで大学に行くんだろう?と、不意に思ってしまった。
勿論、行きたい大学・学部も明確にある。
しかし、別にそこに行ったからっと言って、何らかの仕事に就けるわけじゃない。


何年か前の話。
「人生は楽しむためにある」と言った人がいた。
その人は希望の高校に進学し、現在は医者になるために浪人して勉強中であるらしい。
実は、何を隠そう、中学時代に密かに恋心を抱いていた相手なのだが。


ついこの間、その言葉を思い出してふと気がついた。
「そうだ、この際とことん楽しんでやろうじゃないか!」と。
どうやら、今さらながら中学時代の彼女に教えられたみたいである。


多分、彼女を将来大きな人になるだろう。
俺よりも明確に夢を持ち、ひたすらにそれに向かって努力している。
そういう意味では、どう見ても俺は負け組である。




でも、そうじゃない。
大切なのは勝ちか負けかじゃなく、今こうやって生きる意味を見出そうとしている自分なのじゃないかと。



だから、下手に「死にたい」とか言われると胸糞悪かったりもする。
小学校時代のいじめの経験などで、もう自分はそういうことはしたくも無いし、聞きたくも無い。
ま、状況で冗談だったりすると苦笑いで済むが、本気で言われると一発ぶん殴りたくなってくる。




自分を粗末にする奴は、いっぺん人生を振り返ったりした方がいい。
自分が如何に運が良かったかがよくわかる。
そして、そういう経験が無いやつほど、こういう時に打たれ弱い
実に可哀想でもある。




自分がやりたいなりにやっていこうじゃないか。
そう思った今日この頃。


【次回予告→企画話】